【Python 基礎】 < 第2回 > 変数 の 基礎

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変数 と 式

変数 とは

Pythonには、処理をしたいデータやその処理結果などを記憶するための仕組みとして 変数 という機能があります。

この変数という機能は、Pythonに限らず多くのプログラミング言語において存在しています。では、実際に変数を用いたコードを見てみましょう。

変数

このコードを実行すると、

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リンゴを 3 個買いました。

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と出力がされます。ここでは、「name」と「num」という2種類の変数を用意し、それぞれの変数に「リンゴ」と「3」という値を代入する処理がなされています。

変数の仕組み

コンピュータには前述した「リンゴ」や「3」などの値を記憶しておくために、内部にメモリ(memory)という装置を持っています。変数は、コンピュータのメモリを利用して値を記憶する仕組みです。

変数

上記の図のように、メモリの一部を確保して、nameというタグがついた箱のなかにリンゴという値を入れるイメージです。

変数の命名のルール

変数などの名前として使用する文字や数字の並びのことを識別子(identifier)と言います。識別子は、次の規則に従っている必要があります。

予約語は使用不可

後の章で出てくる「if」や「for」など、コード上すでに意味を持っている単語は使用できません。

先頭の文字は数字であってはならない

識別子は数字で始まることはできません。

先頭にアンダースコア(_)を2つ付けた名前は原則として使用不可

先頭にアンダースコア(_)記号を2つ付けた名前も、後の章で出てくる特別な用途で使用するため原則として使用できません。

大文字/小文字、全角/半角は区別される

大文字/小文字、全角/半角の違いは完全に区別されます。よって、nameとNameは別の識別子として判断されます。

小文字で始まるわかりやすい名前が望ましい

Pythonでは、慣習として小文字で始まる識別子が利用されます。また、その変数に格納される情報の内容を誰もが想像できるような識別子が望ましいです。

悪い例 → a = “最高気温” b = “最低気温”

良い例 → max_temp = “最高気温” min_temp = “最低気温”

上記のような命名規約をはじめ、コードのレイアウトなどに関する基本的なルールをとりまとめたものをPEP8と呼び、下記のサイトから確認することが出来ます。

こういったルールは、Javaなど他の言語でも存在しているため注意が必要です。

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