PHP基礎 第7回 『関数』

こんにちは。 PHP基礎 は、プログラミング言語「PHP」を独学で学習するためのコンテンツとして、株式会社NEUGATEの教育事業部が作成しています。

この講座は、プログラミングの知識がゼロでも、イチから学習することができます。
何度も見返すことができますので、焦らず少しづつ覚えていきましょう。

この記事はシリーズとなっていますので、<<初回から観覧したい方はこちら>>からご覧ください。


今回は、関数を学習していきます。

目次

関数とは

関数とは、処理をまとめたものです。中には変数と処理を入れることができます。
作成しただけではコードは実行されず、他から呼び出すことでコードが実行されます。
その際は関数内に記述された処理を順に実行します。

構文

PHPで関数を作成する方法は以下のようになります。

function 関数名(){
関数に持たせる処理
}

function hello(){
  print "hello,world!"
}

関数の呼び出し

要素の取り出し

先ほども記述しましたが、関数は作成しただけではコードは実行されません。
呼び出すという作業が必要になります。

構文

関数を呼び出す構文は以下の通りです。

関数名(引数1,引数2…)

hello();

引数については、この後説明します。

では、関数を作成して呼び出しまで行ってみましょう。

function hello(){
  print "hello,world!"
}

hello();

このコードでは、hello関数を作成した時点では何もコードは実行されません。
hello() でhello関数の呼び出しが行われ、 print “hello,world!” が実行されます。

なお、関数の呼び出しは何度でも行う事ができますので、
一度関数を作成してしまえば、何度でも同じ処理を短い記述で呼び出すことができます。

function hello(){
  print "hello,world!"
}

hello();
hello();
hello();

され、繰り返したい処理が行われます。
つまり、1回目の繰り返しでは$fruitsNameにappleが、$fruitsPriceに150が代入された状態で
繰り返したい処理が行われる
1回目の繰り返しでは$fruitsNameにpeachが、$fruitsPriceに220が代入された状態で
繰り返したい処理が行われる
そして、配列の中身が全て取り出し終わったらforeach文が終了する という流れになっています。

引数

引数は、関数を呼び出す際に渡す値のことです。
関数内の処理を行う際の材料とも言い換えることができます。
複数引数を設定することも可能です。

//引数のある関数の定義と呼び出し

//定義
function hello($greeting){
print($greeting);
}

//呼び出し
hello("こんにちは"); //こんにちは

上記のコードは、関数の定義の部分では何も実行されず
呼び出しの部分で初めてコードが実行されます。
hello関数を呼び出す際に、引数として「こんにちは」を渡しています。

引数は関数を呼び出す際に渡す値、また関数内の処理を行う際の材料です。
そのため、呼び出された関数の処理が走る際には引数として”こんにちは”を受け取りますが
その際に$greetingという名前をつけて受け取ります。

その後、関数の処理が行われますが、$greeting には”こんにちは”が入っている状態で処理が進みます。

戻り値

戻り値は、呼び出された関数の処理後に呼び出し元に返す値のことです。
関数の処理結果と言い換えることもできます。

構文

戻り値を返すにはreturn文を使用します。
注意点としては、必ず関数の最後に記入するようにしてください。
また、引数と違い複数設定することはできません。

return 戻り値

//定義
function hello($gre1,$gre2){
$greeting = $gre1 + $gre2 
return $greeting
}

//呼び出し
$gre = hello("こん","にちは"); 
print($gre) //こんにちは

上のコードは、hello関数の呼び出しを行う際に2つの関数を渡しており
受け取る際に$gre1には「こん」、$gre2には「にちは」を受け取ります。

その後、関数の処理を行いますが、return文がありますので戻り値が発生します。
戻り値は、呼び出し元に返す値なので呼び出し元 hello(“こん”,”にちは”) に
$greeting が返ります。$gre = $greeting となるイメージです。
そのためprint($gre)では「こんにちは」が表示されます。

まとめ

今回は関数について学習しました。

関数
・処理をひとまとめにしたもの
・変数と処理を入れることができる
・呼び出されて初めて処理が行われる

引数
・関数を呼び出す際に渡す値のこと
・複数設置することができる

戻り値
・関数の処理後に呼び出し元に返す値
・teturnの後ろに記述する
・ひとつしか設定することができない

次回からは、HTMLの知識も合わせ、これまでより本格的なwebパーツの構築を行っていきます。

次回の記事はこちら
<<第8回【PHP入門】 フォームの値受け渡し>>

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