Python 基礎 第16回 文字列操作

Python の変数の型には様々なものがありますが、今回はその中でも文字列型の扱いについてご紹介致します。

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目次

「文字列」の基本

Python において文字列は、シングルクォート(‘ ‘)またはダブルクォート(” “)で囲うことにより文字列として扱うことが出来ます。

print('Hello,Python')
print("Thankyou,Python")

実行してみると、ターミナルに以下の内容が出力されます。

Hello,Python
Thankyou,Python

操作方法

文字列を変数に格納し、操作を行ってみましょう。
まずは以下の内容でString.pyを作成し、実行してみてください。

str = "Python" # 「str」は文字列を格納する変数 「"Python"」は格納する文字列
print("格納された文字列は「", str, "」です。")
print("0番目の文字は「", str[0], "」です。")
print("4番目の文字は「", str[4], "」です。")
print("文字列を逆順に表示すると「", str[::-1],"」です。")
print("文字列の長さは「", len(str),"」です。")

実行してみると、ターミナルに以下の内容が出力されます。

格納された文字列は「 Python 」です。
0番目の文字は「 P 」です。
4番目の文字は「 o 」です。
文字列を逆順に表示すると「 nohtyP 」です。
文字列の長さは「 6 」です。

上記の出力結果について、1行づつ内容を見ていきましょう。

⽂字列の基本的な⽣成⽅法

print("格納された文字列は「", str, "」です。")

1行目は変数strに、文字列「Python」を格納しています。以降はこの変数strを使って、文字列「Python」を操作していきます。

⽂字列の表⽰⽅法

print("格納された文字列は「", str, "」です。")

2行目はprint()の中で変数strを呼び出し、格納されていた文字列「Python」を表示しています。変数に格納した文字列をprint()の中で呼び出す基本の形です。

⽂字列の特定の要素を取り出す⽅法

print("0番目の文字は「", str[0], "」です。")
print("4番目の文字は「", str[4], "」です。")

3行目はstrの後ろに指示が追加されています。str[0]は、文字列の0番目の文字を取り出して表示させる指示となります。したがって、実行結果は頭文字の「P」となります。
4行目も上の行(3行目)と同様に、指定した文字を取り出す指示が追加されています。ここで気を付けて頂きたいのは「4番目の文字」の扱いです。実行結果にあるように取り出された文字列は「o」ですが、これは頭文字を0番目として数えた4番目の文字が取り出されます。

逆順で並べ替える⽅法

print("文字列を逆順に表示すると「", str[::-1],"」です。")

5行目も指定した文字列を取り出す命令が追加されています。[::-1]は文字列を逆順に取り出す命令となるため、取り出される文字列は「 nohtyP 」となります。

⽂字数をカウントする⽅法

print("文字列の長さは「", len(str),"」です。")

6行目は文字列の文字数を求め、その結果を取得します。文字列に対して与えた命令から数値が出てくるのが面白いポイントです。

おわりに

文字列を変数に格納することで、文字列の操作や変換が容易となり、求める値を得ることが出来ます。操作・変換で処理に適した文字列を取得し、プログラミングを快適に行いましょう。

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