Python 練習『 コーディング問題4 変数 と 演算 』

Pythonコーディング4

プログラミング上達のコツは学習初期段階でとにかく手を動かしてコーディングすることです。
本シリーズでは Python の初学者に向けたコーディング問題を出題します。
第4回は mathモジュール、代入演算子を学習します。コーディング指示に従ってコーディングしてみましょう!

目次

学習の進め方

  1. プログラム説明および目的を確認し、どのようなプログラムで何を学ぶかイメージしましょう。
  2. コーディング指示に従ってコーディングをします。
    もし分からなければ、コード例を確認しても良いです。
  3. 自分の出力結果と出力結果例を比較してみましょう。
  4. コード例を確認し、自分のコードと比較してみましょう。
    コード例は「あくまでも例」なので完全に一致する必要はありません。
  5. 最終的にはコーディング指示だけでコーディングできるよう、繰り返し練習しましょう。


Python コーディング問題1:mathモジュール

プログラム説明

このプログラムは、math モジュールを使用して、いくつかの基本的な数学計算を行い、その結果を表示します。

目的

math モジュールのインポートと利用方法、小数点の切り上げ、切り捨て、四捨五入、円周率の取得方法を学びます。

コーディング指示

新しい Python ファイル math_operations.pyを作成する

  1. 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
  2. ファイル名を math_operations.pyとして保存します。

以下の手順に従ってプログラムを作成してください。

  1. math モジュールをインポートする。
  2. 半径 2 の円の面積を計算し、その結果を表示する。
  3. 数値 6.2 の切り上げ結果を表示する。
  4. 数値 6.2 の切り捨て結果を表示する。
  5. 数値 3.14159 の四捨五入結果を表示する。
  6. 数値 3.14159 の小数点以下2桁での四捨五入結果を表示する。
  7. math.pi を使用して円周率を表示する。

出力結果例

タップして出力結果例を表示

半径2の円の面積: 12.566370614359172

6.2の切り上げ: 7

6.2の切り捨て: 6

3.14159の四捨五入: 3

3.14159の小数点以下2桁での四捨五入: 3.14

円周率: 3.141592653589793

Python コード例

タップしてコード例を表示
# mathモジュールをインポート
import math

# 半径2の円の面積を計算
radius = 2
area = radius ** 2 * math.pi
print("半径2の円の面積:", area)

# 数値6.2の切り上げ
ceil_value = math.ceil(6.2)
print("6.2の切り上げ:", ceil_value)

# 数値6.2の切り捨て
floor_value = math.floor(6.2)
print("6.2の切り捨て:", floor_value)

# 数値3.14159の四捨五入
rounded_value = round(3.14159)
print("3.14159の四捨五入:", rounded_value)

# 数値3.14159の小数点以下2桁での四捨五入
rounded_value_2_digits = round(3.14159, 2)
print("3.14159の小数点以下2桁での四捨五入:", rounded_value_2_digits)

# 円周率の表示
pi_value = math.pi
print("円周率:", pi_value)

Python コーディング問題2:代入演算子

プログラム説明

このプログラムは、複合代入演算子を使用して変数 x に対する様々な計算を行い、その結果を表示します。

目的

複合代入演算子 (+=, -=, *=, /=, //=, %=, **=) の使用方法を学びます。

コーディング指示

新しい Python ファイル compound_assignment.py を作成する

  1. 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
  2. ファイル名を compound_assignment.py として保存します。

以下の手順に従ってプログラムを作成してください。

  1. 変数 x21 を代入する。
  2. 複合代入演算子を使用して x に対して以下の操作を行い、その結果を表示する。
    • x2 を加算 (+=)
    • x から 2 を減算 (-=)
    • x2 を乗算 (*=)
    • x2 で除算 (/=)
    • x2 で切り捨て除算 (//=)
    • x2 で剰余計算 (%=)
    • x21を再代入してから、x2 乗する (**=)
タップして出力結果例を表示

x に 2 を加算: 23

x から 2 を減算: 21

x に 2 を乗算: 42

x を 2 で除算: 21.0

x を 2 で切り捨て除算: 10.0

x を 2 で剰余計算: 0.0

x を 2 乗する: 441

Python コード例

タップしてコード例を表示
# 変数 x に 21 を代入
x = 21

# x に 2 を加算
x += 2
print("x に 2 を加算:", x)  # 23

# x から 2 を減算
x -= 2
print("x から 2 を減算:", x)  # 21

# x に 2 を乗算
x *= 2
print("x に 2 を乗算:", x)  # 42

# x を 2 で除算
x /= 2
print("x を 2 で除算:", x)  # 21.0

# x を 2 で切り捨て除算
x //= 2
print("x を 2 で切り捨て除算:", x)  # 10

# x を 2 で剰余計算
x %= 2
print("x を 2 で剰余計算:", x)  # 0

# x を 2 乗する
x = 21  # 変数 x を 21 に戻す
x **= 2
print("x を 2 乗する:", x)  # 441
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この記事を書いた人

職業訓練校 エヌ・キャリア・アカデミー 講師の竹内です。
主にWebアプリケーション開発講座を担当しています。
初学者の方へ向けて、これからIT業界を歩んでいくための “その人なりの基準やものさし” を持てるような講義を心掛けています。
SE Mediaでも初学者の方がWebアプリケーション制作に役立つ記事を発信していきます!

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