プログラミング上達のコツは学習初期段階でとにかく手を動かしてコーディングすることです。
本シリーズでは Python の初学者に向けたコーディング問題を出題します。
第5回は 文字列シーケンス を学習します。コーディング指示に従ってコーディングしてみましょう!
目次
学習の進め方
- プログラム説明および目的を確認し、どのようなプログラムで何を学ぶかイメージしましょう。
- コーディング指示に従ってコーディングをします。
もし分からなければ、コード例を確認しても良いです。 - 自分の出力結果と出力結果例を比較してみましょう。
- コード例を確認し、自分のコードと比較してみましょう。
コード例は「あくまでも例」なので完全に一致する必要はありません。 - 最終的にはコーディング指示だけでコーディングできるよう、繰り返し練習しましょう。
Python コーディング問題:文字列のシーケンス演算を使ったプログラム
プログラム説明
このプログラムは、文字列 s
に対して様々なシーケンス演算を行い、その結果を表示します。
目的
文字列に対するシーケンス演算 (in
, not in
, +
, *
, []
, [:]
, len
, min
, max
, index
) の使用方法を学びます。
コーディング指示
新しい Python ファイル string_operations.py
を作成する
- 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
- ファイル名を
string_operations.py
として保存します。
以下の手順に従ってプログラムを作成してください。
- 変数
s
に"Python_Textbook"
を代入する。 - 以下のシーケンス演算を実行し、結果を表示する。
"ok" in s
の結果を表示"ok" not in s
の結果を表示s + "_Ver01"
の結果を表示s * 3
の結果を表示s[2]
の結果を表示s[3:9]
の結果を表示s[1:13:2]
の結果を表示len(s)
の結果を表示min(s)
の結果を表示max(s)
の結果を表示s.index("o")
の結果を表示
出力結果例
タップして出力結果例を表示
“ok” in s: True
“ok” not in s: False
s + “_Ver01”: Python_Textbook_Ver01
s * 3: Python_TextbookPython_TextbookPython_Textbook
s[2]: t
s[3:9]: hon_Te
s[1:13:2]: yhnTxb
len(s): 15
min(s): P
max(s): y
s.index(“o”): 4
Python コード例
タップしてコード例を表示
# 変数 s に "Python_Textbook" を代入
s = "Python_Textbook"
# "ok" in s の結果を表示
print('"ok" in s:', "ok" in s) # True
# "ok" not in s の結果を表示
print('"ok" not in s:', "ok" not in s) # False
# s + "_Ver01" の結果を表示
print('s + "_Ver01":', s + "_Ver01") # Python_Textbook_Ver01
# s * 3 の結果を表示
print('s * 3:', s * 3) # Python_TextbookPython_TextbookPython_Textbook
# s[2] の結果を表示
print('s[2]:', s[2]) # t
# s[3:9] の結果を表示
print('s[3:9]:', s[3:9]) # hon_Te
# s[1:13:2] の結果を表示
print('s[1:13:2]:', s[1:13:2]) # yhnTxb
# len(s) の結果を表示
print('len(s):', len(s)) # 15
# min(s) の結果を表示
print('min(s):', min(s)) # P
# max(s) の結果を表示
print('max(s):', max(s)) # y
# s.index("o") の結果を表示
print('s.index("o"):', s.index("o")) # 4
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