目次
Hello World以外の文字を表示する
表示したい文字を変える
前回の記事で画面に「Hello World」の文字を表示しました。
次に別の文字を表示させるコードを書いてみましょう。
先ほど書いたコードをこのように少し書き換えます。
書き換え終わった後に上書き保存を忘れないで下さい。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("Hello World\n");
printf("Welcome to C language\n");
return 0;
}
書き換え終わったら再び「gcc -o hello hello.c」を画面下のターミナルに入力してエンターをおしましょう。 続けて「./hello」と入力してエンターを押します。
先ほどの「Hello World」に続いて「Welcome to C language」が表示されました。 予想がついた人もいると思いますが、表示したい文字を変えたいときは"(ダブルクォテーション)で囲まれた部分を変更すればその文字が表示されます。 つまり下のコードの〇〇〇の部分を変えれば好きな文字を表示できます。 C言語では基本的にコードの最後には;(セミコロン)が付きます。これを書き忘れただけでエラーになってしまうので忘れないようにしましょう。
printf("〇〇〇");
\nは何なのか
表示したい文字を変える方法はわかりましたがでは"(ダブルクォーテーション)で囲まれている部分の最後にある\nは何なのでしょうか? 確認のために「Hello World」の後の「\n」を消して保存してからコンパイル、実行をしてみましょう。 結果はこうなります。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("Hello World");
printf("Welcome to C language\n");
return 0;
}
先ほどまで改行されて表示されていた「Hello World」「Welcome to C language」が改行されずに表示されました。 つまり「\n」とは表示するときに改行をしてくれるものなのです。 「\n」はエスケープシーケンスといわれる特殊文字の一種です。エスケープシーケンスはほかにもたくさんありまが今は「\n」を覚えましょう。 では、"(ダブルクォーテーション)で囲まれた部分の最後以外にある場合はどうでしょう。いろいろなところに「\n」を入れたコードを実行してみます。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("Hello World\n");
printf("Welcome \nto \nC \nlanguage\n");
return 0;
}
途中に入れても入れた場所できちんと改行されていますね!
#include <stdio.h>やint main(void)などは何なのか
「\n」はわかりましたが「#include <stdio.h>」や「int main(void)」などは何なのでしょうか。 このあたりについてはまだ気にしなくても問題ありません。 今はこれらはC言語を動かすときに必要なおまじないだと思っていてください。 これらについてはまだまだ先の記事で解説しますので安心してください。 ただし、おまじないを書き間違えたりしないように気を付けてください。「#include <stdio.h>」の#がない状態でコンパイルしようとするとエラーが発生します。
include<stdio.h>
int main(void)
{
printf("Hello World\n");
printf("Welcome \nto \nC \nlanguage\n");
return 0;
}
まとめ
今回は画面に表示する文字を変更することとエスケープシーケンスの「\n」についておはなししました。
- 表示したい文字を変えたいときは”(ダブルクォーテーション)で囲まれた部部を変える。
- 「\n」は改行を意味するエスケープシーケンス
- 「#include <stdio.h>」などはC言語を動かすときのおまじない
これらをしっかり理解してから次に進みましょう。 次回は数字を表示するお話をします!
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