目次
整数を表示する。
%dを使って整数を表示する
今回は数字を表示するお話をします。 例えば「10」と表示したいときは下のようにコードを書けば表示されます。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("10\n");
return 0;
}
では次のように書いたらどうなるでしょう
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("4 + 6\n");
return 0;
}
残念ながら「10」とは表示されません。 何かを計算して計算結果を表示したいときは今までのやり方ではうまくいきません。 次のようにコードを書くとうまくいきます。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("%d\n", 4 + 6);
return 0;
}
「%d」は書式文字列といわれるものの1種です。この「%d」が書かれている場所に計算結果、今回の場合は「4 + 6」の結果の「10」が代わりに表示されます。 「4 + 6」と書かずに直接「10」と書いても問題ありません。 いろいろなパターンを用意しましたので確認してみてください。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("My lucky number is %d\n", 7);
printf("My lucky number is %d\n", 4 + 6);
printf("%d Dalmatians\n", 101);
printf("%d Dalmatians\n", 100 + 1);
printf("I have %d cats at home.\n", 2);
printf("I have %d cats at home.\n", 1 + 1);
return 0;
}
「%d」は先頭、最後、途中どこにあっても問題ありません。必ず「%d」の場所に数字が入ってくれます。
%dを複数書く
「I have 2 cats and 3 dogs at home.」のように複数の数字を表示したいときはこのようにします。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("%d + %d = %d\n", 43, 21, 64);
printf("%d + %d = %d\n", 43, 21, 43 + 21);
printf("I have %d cats and %d dogs at home.\n", 2, 3);
printf("I have %d cats and %d dogs at home.\n", 2, 1 + 2);
return 0;
}
「%d」が複数あっても問題ありません。後ろに数字を追加してあげるだけでOKです。 ただし既にに数字と数字の間に,(カンマ)を間に入れてあげないといけません。
小数を表示する
%fを使って小数を表示する
整数を表示するときは「%d」を使用しましたが小数を表示するときは「%f」を使います。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("My lucky number is %f\n", 7.1);
printf("My lucky number is %f\n", 4.1 + 6.1);
printf("%f Dalmatians\n", 101.1);
printf("%f Dalmatians\n", 100.1 + 1.1);
printf("I have %f cats at home.\n", 2.1);
printf("I have %f cats at home.\n", 1.1 + 1.01);
return 0;
}
整数の時と同様に「%f」は先頭、最後、途中どこにあっても問題ありません。必ず「%f」の場所に数字が入ってくれます。 複数の「%f」があるときも,(カンマで)数字を追加していけばOKです。
まとめ
今回は数字を表示する方法をお話ししました。
- 整数を表示するときは「%d」を使用
- 小数を表示するときは「%f」を使用
- 「%d」や「%f」は複数使用できる
整数や小数を表示するときに何を使うのかしっかり理解しましょう! 次回はキーボードから入力されたデータを画面に表示……の前に変数についてお話します。
(Visited 56 times, 1 visits today)
コメント