Java基礎 第6回では、「繰り返し文」というプログラミングにおける重要な概念について、Javaの文脈で詳しく解説しています。特定の処理を複数回行うことが必要な場合、繰り返し文を使って効率的にコードを書く方法を学ぶことができます。
具体的には、for文とwhile文の使用方法、それらの違い、さらにはbreak文とcontinue文を使った繰り返しの制御についても触れています。初心者から中級者までのJavaプログラマーにとって、コードの効率性を向上させるための有用な内容となっているので繰り返し読んでみてください。
繰り返し文とは
プログラミングにおいて、同じ処理を何度も繰り返す必要がある場合、その都度コードを書くのは非効率的です。そのための制御構造が、 繰り返し文 (loop)です。繰り返し文を使うと、同じコードブロックを特定の条件を満たす限り、何度でも実行することができます。
Java言語では、主に以下の2つの繰り返し文が提供されています
– for文:あらかじめ指定した回数だけ処理を繰り返します。
– while文:指定した条件が真(true)である限り処理を繰り返します。
それぞれの繰り返し文について詳しく見ていきましょう。
for文
for文は、あらかじめ指定した回数だけ処理を繰り返すための繰り返し文です。初心者にとっては少々複雑に見えるかもしれませんが、一つ一つの要素を理解すれば簡単にマスターできます。
for文の基本的な書き方は以下のようになります
for (初期化式; 条件式; 更新式) {
// 繰り返し実行する処理
}
以下に、for文を使用して1から10までの数字を出力する例を示します
java
for (int i = 1; i <= 10; i++) {
System.out.println(i);
}
上記のコードを実行すると、次のように1から10までの数字が順に表示されます
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
while文
while文の基本的な書き方は以下のようになります
while文は、指定した条件が真(true)である限り処理を繰り返すための繰り返し文です。for文とは違い、while文は繰り返しの回数があらかじめ決まっていない場合や、ある条件が満たされるまで繰り返す必要がある場合に使用します。
java
while (条件式) {
// 繰り返し実行する処理
}
以下に、while文を使用して1から10までの数字を出力する例を示します
java
int i = 1;
while (i <= 10) {
System.out.println(i);
i++;
}
上記のコードを実行すると、次のように1から10までの数字が順に表示されます
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
break文とcontinue文
繰り返し文の中で、特定の条件下で繰り返しを中断したり(break文)、現在の繰り返しをスキップして次の繰り返しに進んだり(continue文)することができます。
以下に、break文とcontinue文の使用例を示します
`java
for (int i = 1; i <= 10; i++) {
if (i == 5) {
break; // iが5のとき、繰り返しを中断する
}
if (i % 2 == 0) {
continue; // iが偶数のとき、次の繰り返しに進む
}
System.out.println(i);
}
上記のコードを実行すると、次のように1から4までの奇数が順に表示されます
1
3
まとめ
繰り返し文は、同じ処理を複数回実行するための重要な制御構造です。
for文とwhile文を使いこなすことで、特定の回数や条件下で処理を繰り返すことが可能になります。また、break文とcontinue文を使うことで、繰り返しの制御をより細かく、より柔軟に行うことができます。
これらの概念を理解し、適切に使用することでより効率的なプログラミングが可能になっていきます!
Java基礎 第7回では「配列」について解説していきます!
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