if文とは
Javaのプログラムでは、ある条件が満たされたときに特定の処理を行いたい場合に、条件分岐が使用されます。
その中で最も基本的なものが「if文」です。
if文の基本構文
if (条件式) {
// 条件が真の場合に実行される処理
}
基本的なif文
この例では、変数xの値が 5 より大きい場合に、” x は 5 より大きいです”というメッセージを出力します。条件式 x >が真である場合に、if文の中の処理が実行されます。
int x = 10;
if (x > 5) {
System.out.println("xは5より大きいです");
}
出力結果
xは5より大きいです
複数の条件を組み合わせたif文
この例では、2つの条件を組み合わせています。 x > 5 かつ y < 30 の両方の条件が真である場合に、” x は 5 より大きく、 y は 30 より小さいです”というメッセージが出力されます。
int x = 10;
int y = 20;
if (x > 5 && y < 30) {
System.out.println("xは5より大きく、yは30より小さいです");
}
出力結果
xは5より大きく、yは30より小さいです
if-else文の使い方
この例では、変数 x が偶数か奇数かを判定しています。条件式 x % 2 == 0 が真の場合には偶数と判定し、それ以外の場合には奇数と判定しています。偶数の場合はifブロックが実行され、奇数の場合はelseブロックが実行されます。
int x = 3;
if (x % 2 == 0) {
System.out.println("xは偶数です");
} else {
System.out.println("xは奇数です");
}
出力結果
xは奇数です
if-else if-else文の使い方
この例では、成績を判定しています。最初の条件が最も厳しい条件であり、それ以降の条件は順番に緩和されています。 x が 90 より大きい場合は A 、80 より大きい場合は B 、70 より大きい場合は C と判定されます。どの条件にも合致しない場合は D となります。
int x = 75;
if (x > 90) {
System.out.println("成績はAです");
} else if (x > 80) {
System.out.println("成績はBです");
} else if (x > 70) {
System.out.println("成績はCです");
} else {
System.out.println("成績はDです");
}
出力結果
成績はCです
ネストされたif文
この例では、ネストされたif文を使用しています。外側のif文が真の場合に、内側の if 文が実行されます。x が 5 より大きくかつ 15 未満の場合に、” x は 5 より大きく、15 未満です”というメッセージが出力されます。
int x = 10;
if (x > 5) {
if (x < 15) {
System.out.println("xは5より大きく、15未満です");
}
}
出力結果
xは5より大きく、15未満です
まとめ
Javaのif文は、特定の条件に基づいてプログラムの流れを制御するための重要な機能です。条件式を使って、ある条件が成立する場合と成立しない場合で処理を分岐させることができます。また、複数の条件やネストされた条件分岐を組み合わせて複雑な条件を表現することも可能です。条件分岐を上手に活用することで、より柔軟で効率的なプログラムを作成することができます。
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