Servlet/JSP 第6回では、第3回で作成したじゃんけんプログラムをJSPファイルに分けて実装しています。
JSPファイルに分けて実行できるかどうか実際にコード書いて実行してみましょう。
JSPファイルの実行方法
JSPファイルのURL
JSPファイルを実行するにはブラウザからリクエスト送ります。
HTMLファイルやServletクラスのリクエストと同じで、次の2つの方法があります。
方法① ブラウザを起動してURLを入力する
ブラウザを起動してJSPファイルのURLを入力してリクエストします。
アプリケーションサーバーも起動させましょう。
方法② Eclipseの実行機能を利用する
リクエストするJSPファイルを選択→右クリック「実行」を選択→「サーバーで実行」を選択
JSPファイルの保存場所とURL
JSPファイルのURLは次の形式となります。
http://<サーバー名>/<プロジェクト名>/<webappからのパス>
JSPファイルの正体はServletクラスですが、URLパターンを設定する必要はありません。
扱い方はHTMLファイルと同様で、HTMLファイルと同じで場所(webapp配下)に保存され、適用されるURLのルールも同じになります。
ファイルの格納場所に注意しましょう!
JSPファイルを作成して実行する
EclipseでJSPファイルを作成
今日のじゃんけんをHTMLでレスポンスするJSPファイル
<%@ page language="java" contentType="text/html; charset=UTF-8"
pageEncoding="UTF-8"%>
<%@ page import="java.util.Date,java.text.SimpleDateFormat" %>
<%
String[] hand = {"グー","チョキ","パー"};
int index = (int)(Math.random()*3);
String jyanken=hand[index];
Date date = new Date();
SimpleDateFormat sdf = new SimpleDateFormat("MM月dd日");
String today = sdf.format(date);
%>
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>今日のじゃんけん</title>
</head>
<body>
<p><%= today %>の運勢は「<%= jyanken %>」です</p>
</body>
</html>
JSPファイルの実行
JSPファイルが作成できたら、ブラウザからリクエストして実行しましょう。
ブラウザを起動して、JSPファイルのURL 「http://localhost:8080/jyanken/jyanken.jsp」を入力するか、
Eclipsenojspファイルから「実行」をします。
このようにWebページが表示されれば成功です。
JSPのまとめ
JSPファイルの基本
・JSPファイルはブラウザからリクエストして実行できる。
・JSPファイルの実行結果は一般的にはHTMLである。
・JSPファイルはHTMLにJavaのコードを埋め込める。
・JSPファイルはServletクラスに変換される。
JSPファイルの文法
・JSPファイル内のHTMLを「テンプレート」という。
・Javaのコードを記述するには「スクリプトレット」を使用する。
・Javaの変数、メソッドの戻り値などを出力するには「スクリプト式」を使用する。
・pageディレクティブのcontentType属性でcontent-typeヘッダの設定ができる。
・pageディレクティブのimport属性でインポートの設定ができる。
JSPファイルの実行
・JSPファイルはwebapp配下に保存する。
・JSPファイルのURLは http://<サーバー名>/<プロジェクト名>/<webappからのパス>形式となる。
・JSPファイルの更新は、次の実行時に反映される。
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