MVCモデルは、アプリケーションを「Model」「View」「Controller」
の3つの要素に分けて開発することを定めています。
この記事では、それぞれ3つの役割を図や画像を示しながら詳しく解説しています。
まずはこの3つの要素がどのように動いているのかを理解し、イメージをつけていきましょう。
目次
MVCモデルにおける開発の3つの要素
要素 | 役割 |
モデル(Model) | アプリケーションの主たる処理(計算処理など)や処理に関わるデータを格納する |
ビュー(View) | ユーザーに対して画面の表示を行う |
コントローラー(Controller) | ユーザーからの要求を受け取り、処理の実行をモデルに依頼し、その結果の表示をビューに依頼する |
処理の流れと要素の役割
表で示した3つの要素がどのような役割で動いているかを示した下の画像を見てイメージしてみてください。
「Model」「View」「Controller」3つの要素はこのような流れによって連携して、アプリケーションの機能をユーザーに提供します。
- ユーザーがアプリケーションの提供する機能(検索)を要求する。
- コントローラーが要求を受ける。
- コントローラーがモデルに処理の実行を依頼する。
- モデルが処理を実行する。
- コントローラーが結果の表示をビューに依頼する。
- ビューがユーザーの要求の結果を表示する。
- ユーザーは要求の結果をブラウザを通して見る。
まとめ
- ユーザーからのリクエストを受けて全体の制御を行うコントローラーは、サーブレットクラスが担当します。
- ユーザーのリクエスト(検索など)に応える処理や、その処理に関係するデータ(検索結果)を表すモデルは、一般的なJavaのクラスが担当します。
- 出力を行うビューは、HTMLの出力を得意とするJSPファイルが担当します。
この記事では少し短いですが、この3つの要素に焦点を絞って解説しました。
MVCそれぞれ3つの要素がどういう役割をもっているかをしっかり理解しましょう。
次回からはもう少し細かくどのようにしてコントローラーからJSPファイルに受け渡されているのかを実際にコードを書いて解説します。
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