PHP基礎 第9回 『セッション』

こんにちは。 PHP基礎 は、プログラミング言語「PHP」を独学で学習するためのコンテンツとして、株式会社NEUGATEの教育事業部が作成しています。

この講座は、プログラミングの知識がゼロでも、イチから学習することができます。
何度も見返すことができますので、焦らず少しづつ覚えていきましょう。

この記事はシリーズとなっていますので、<<初回から観覧したい方はこちら>>からご覧ください。


今回は、セッションを学習していきます。

目次

セッションとは

セッションとはwebブラウザを閉じるまで値を保存しておくことができる、ユーザーごとの領域です。

皆さんは、ショッピングサイトやSNSでログイン後ずっと自分のユーザーネームがどの画面にも表示されている
のを見かけたことはないでしょうか?

それらはセッションを使用しています。
仕組みとしては、ログインの際にログイン情報と紐づいているユーザネームをセッションに保存し
以降のページからはセッションから値を取り出し表示しています。

今回は、そんなセッションについて学習していきます。

セッションに値を保存する

構文

PHPでセッションに値を保存する構文は以下の通りです。

session_start();
$_SESSION[セッションに保存する値に付けるキー] = セッションに保存する値

セッションを使用する際には、session_start関数を使用して初期化処理を行います。
$_SESSIONは、PHPでセッションに関する役割を当てられているスーパーグローバル変数です。

その後、$_SESSIONを使用し、セッションに値と、値を取り出す際に使用するキーを指定して保存します。
これは、セッションは連想配列の形で値を保持しているためです。

では、以下のコードを打って、別ページでセッションの中身を確認する準備を行いましょう。

//index.php

<?php
session_start();
$_SESSION["message"] = "セッションへ値の保存が成功しました!"
?>

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<body>
<p>別ページでセッションの中身を確認してみましょう</p>
<a href="conf.php">conf.phpへ</a>
</body>
</html>

セッションから値を取り出す

構文

PHPでセッションに値を保存する構文は以下の通りです。

session_start();
print($_SESSION[セッションに保存したキー])

取り出し方は、連想配列と同じです。キーを手掛かりに値を取り出します。

それでは、以下のコードを打ち込み、先ほどのセッションの中身を表示してみましょう。
別ファイルで作成してください。

//conf.php

<?php
session_start();
print($_SESSION["message"])  //セッションへ値の保存が成功しました!
?>

まとめ

今回はセッションについて学習しました。

・webブラウザを閉じるまで値を保存しておくことができる、ユーザーごとの領域
・使用する際には、session_start関数を使用して初期化処理を行う
・$_SESSIONというスーパーグローバル変数を使用していく

いかがだったでしょうか?
これでPHPの基礎学習は終了です。
HTMLを学習し、知識を合わせると本格的なwebサイトを作成することができますよ。
ぜひこちらの講座も挑戦してみてくださいね。
<<HTMLの学習はこちらの講座から>>

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