こんにちは。 PHP基礎 は、プログラミング言語「PHP」を独学で学習するためのコンテンツとして、株式会社NEUGATEの教育事業部が作成しています。
この講座は、プログラミングの知識がゼロでも、イチから学習することができます。
何度も見返すことができますので、焦らず少しづつ覚えていきましょう。
この記事はシリーズとなっていますので、<<初回から観覧したい方はこちら>>からご覧ください。
今回は、関数を学習していきます。
関数とは
関数とは、処理をまとめたものです。中には変数と処理を入れることができます。
作成しただけではコードは実行されず、他から呼び出すことでコードが実行されます。
その際は関数内に記述された処理を順に実行します。
構文
PHPで関数を作成する方法は以下のようになります。
function 関数名(){
関数に持たせる処理
}
function hello(){
print "hello,world!"
}
関数の呼び出し
要素の取り出し
先ほども記述しましたが、関数は作成しただけではコードは実行されません。
呼び出すという作業が必要になります。
構文
関数を呼び出す構文は以下の通りです。
関数名(引数1,引数2…)
hello();
引数については、この後説明します。
では、関数を作成して呼び出しまで行ってみましょう。
function hello(){
print "hello,world!"
}
hello();
このコードでは、hello関数を作成した時点では何もコードは実行されません。
hello() でhello関数の呼び出しが行われ、 print “hello,world!” が実行されます。
なお、関数の呼び出しは何度でも行う事ができますので、
一度関数を作成してしまえば、何度でも同じ処理を短い記述で呼び出すことができます。
function hello(){
print "hello,world!"
}
hello();
hello();
hello();
され、繰り返したい処理が行われます。
つまり、1回目の繰り返しでは$fruitsNameにappleが、$fruitsPriceに150が代入された状態で
繰り返したい処理が行われる
1回目の繰り返しでは$fruitsNameにpeachが、$fruitsPriceに220が代入された状態で
繰り返したい処理が行われる
そして、配列の中身が全て取り出し終わったらforeach文が終了する という流れになっています。
引数
引数は、関数を呼び出す際に渡す値のことです。
関数内の処理を行う際の材料とも言い換えることができます。
複数引数を設定することも可能です。
//引数のある関数の定義と呼び出し
//定義
function hello($greeting){
print($greeting);
}
//呼び出し
hello("こんにちは"); //こんにちは
上記のコードは、関数の定義の部分では何も実行されず
呼び出しの部分で初めてコードが実行されます。
hello関数を呼び出す際に、引数として「こんにちは」を渡しています。
引数は関数を呼び出す際に渡す値、また関数内の処理を行う際の材料です。
そのため、呼び出された関数の処理が走る際には引数として”こんにちは”を受け取りますが
その際に$greetingという名前をつけて受け取ります。
その後、関数の処理が行われますが、$greeting には”こんにちは”が入っている状態で処理が進みます。
戻り値
戻り値は、呼び出された関数の処理後に呼び出し元に返す値のことです。
関数の処理結果と言い換えることもできます。
構文
戻り値を返すにはreturn文を使用します。
注意点としては、必ず関数の最後に記入するようにしてください。
また、引数と違い複数設定することはできません。
return 戻り値
//定義
function hello($gre1,$gre2){
$greeting = $gre1 + $gre2
return $greeting
}
//呼び出し
$gre = hello("こん","にちは");
print($gre) //こんにちは
上のコードは、hello関数の呼び出しを行う際に2つの関数を渡しており
受け取る際に$gre1には「こん」、$gre2には「にちは」を受け取ります。
その後、関数の処理を行いますが、return文がありますので戻り値が発生します。
戻り値は、呼び出し元に返す値なので呼び出し元 hello(“こん”,”にちは”) に
$greeting が返ります。$gre = $greeting となるイメージです。
そのためprint($gre)では「こんにちは」が表示されます。
まとめ
今回は関数について学習しました。
関数
・処理をひとまとめにしたもの
・変数と処理を入れることができる
・呼び出されて初めて処理が行われる
引数
・関数を呼び出す際に渡す値のこと
・複数設置することができる
戻り値
・関数の処理後に呼び出し元に返す値
・teturnの後ろに記述する
・ひとつしか設定することができない
次回からは、HTMLの知識も合わせ、これまでより本格的なwebパーツの構築を行っていきます。
次回の記事はこちら
<<第8回【PHP入門】 フォームの値受け渡し>>
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