Python でExcelを操作する②

シートの追加・削除 、 セルのデータの読み取り

前回は Python によるエクセルのワークブックの作成・編集を行いました。
今回はシートの追加・削除や、セルのデータの読み取りを行ってみましょう。

Python でCSVファイルの作成・編集を行う方法は こちら
他の Python の記事⼀覧は こちら

目次

編集用Excelファイルの準備

まずは今回使用する編集用のブックを作成しましょう。
下記のcreate_excel.pyを作成し、実行してください。

import openpyxl
wb= openpyxl.Workbook()  # 新しいワークブックを作成
wb.save("EditSheets.xlsx")  # ワークブックを保存
print("***Create Success!***")

上記の結果として、カレントディレクトリにワークシート「Sheet」のみが存在するワークブック「EditSheets.xlsx」が作成されます。(ワークブックの作成・編集については前回の記事で詳しく取り扱っています。)

ワークシートの追加・削除

作成したワークブックを開き、新しいワークシートの追加と削除を行ってみましょう。
下記のedit_sheets.pyを先ほどEditSheets.xlsxを作成したフォルダで実行してください。

import openpyxl
wb = openpyxl.load_workbook('EditSheets.xlsx') # 既存のExcelファイルを開く
wb.create_sheet(title='NewSheet') # 新しいシートを追加
del wb['Sheet'] #指定したシートを削除
wb.save('EditSheets.xlsx') # ファイルを保存
print("***Edit Success!***")

load_workbook(‘ファイルパス’)で既存のワークブックを読み込みます。今回は先ほど作成した「EditSheets.xlsx」を読み込み、変数wbに格納しています。
create_sheet(title=’記載したいファイル名’)では、ワークブック内に新たにシートを作成します。
引数として今回はtitleを与えている為、シートの名前が「NewSheet」として作成されます。(titleを指定しない場合、「Sheet1」,「Sheet2」…のようなデフォルト名が付きます)
del wb[‘シート名’]は、指定した名前のシートを削除します。今回はWorkbook()実行時にデフォルトで作成されていた「Sheet」を指定しています。

上記の結果として、EditSheets.xlsx内に新たに「NewSheet」が作成され、元々存在していた「Sheet」が削除されています。
下記のようなワークブックになっていればOKです。

Pythonでシートの追加削除を行う

セルのデータの読み取り

セルのデータをPythonで取り出し、表示してみましょう。
下記のloading_cells.pyを実行してみてください。

import openpyxl
wb = openpyxl.load_workbook("EditSheets.xlsx") # 既存のExcelファイルを読み込む
ws = wb["NewSheet"] # NewSheetシートを取得
ws["A1"] = "Hello,"  # SheetのA1セルに文字列を書き込む
ws["B1"] = "Python!"  # SheetのB1セルに文字列を書き込む
value_a1 = ws["A1"].value # A1セルのデータを読み取る
value_b1 = ws["B1"].value # B1セルのデータを読み取る
print(f"Cell_A1:{value_a1} Cell_B1:{value_b1}") #読み取ったセルをターミナルに出力
wb.save('EditSheets.xlsx') # ファイルを保存
print("***Loading Success!***")

実行すると、ターミナルには下記の内容が表示されます。

Cell_A1:Hello, Cell_B1:Python!
***Loading Success!***

ワークシート[“セルの位置”].value で、対象のセルに記載の値を読み取るとこが出来ます。今回はA1とB1の値を取得し、それぞれ変数value_a1、変数value_b1に格納しています。
上記の結果として、前項で新規作成したNewSheetを選択し、指定のセルに値を書き込んだ後、その値を読み取ってターミナルに出力しています。

(※シートの取得、セルへの値の書き込みについては前回の記事で詳しく取り扱っています。)

いかがでしたでしょうか。PythonでExcelが操作できると、データ整理や書類作成等に役立ちます。前回の記事と併せてExcelの操作を試してみてください。

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