Python 練習『 コーディング問題6 文字列のフォーマット 1 』

Pythonコーディング6

プログラミング上達のコツは学習初期段階でとにかく手を動かしてコーディングすることです。
本シリーズでは Python の初学者に向けたコーディング問題を出題します。
第6回と次回の第7回は 文字列のフォーマット を学習します。コーディング指示に従ってコーディングしてみましょう!

目次

学習の進め方

  1. プログラム説明および目的を確認し、どのようなプログラムで何を学ぶかイメージしましょう。
  2. コーディング指示に従ってコーディングをします。
    もし分からなければ、コード例を確認しても良いです。
  3. 自分の出力結果と出力結果例を比較してみましょう。
  4. コード例を確認し、自分のコードと比較してみましょう。
    コード例は「あくまでも例」なので完全に一致する必要はありません。
  5. 最終的にはコーディング指示だけでコーディングできるよう、繰り返し練習しましょう。


Python コーディング問題 1:基本的なf文字列の使用

プログラム説明

このプログラムは、2つの文字列(名字と名前)をf文字列を使用して結合し、フルネームを作成して表示します。

目的

この問題を通じて、f文字列の基本的な使用方法と、変数を使った文字列の結合方法を学びます。これにより、文字列操作の基礎スキルを身につけることができます。

コーディング指示

新しい Python ファイル create_full_name.pyを作成する

  1. 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
  2. ファイル名を create_full_name.pyとして保存します。

以下の手順に従ってプログラムを作成してください。

  1. 変数 first_name に “太郎” を代入してください。
  2. 変数 last_name に “田中” を代入してください。
  3. f文字列を使用して last_namefirst_name を結合し、 full_name に代入してください。
  4. 変数 full_nameprint 関数で表示してください。

出力結果例

タップして出力結果例を表示

田中 太郎

Python コード例

タップしてコード例を表示
# 変数 first_name に "太郎" を代入
first_name = "太郎"
# 変数 last_name に "田中" を代入
last_name = "田中"
# f文字列を使用して full_name に結合結果を代入
full_name = f"{last_name} {first_name}"
# 変数 full_name を表示
print(full_name)  # 田中 太郎


Python コーディング問題 2:整数のフォーマット

プログラム説明

のプログラムは、与えられた数値をゼロ埋めして特定の桁数の形式に整える方法を学びます。f文字列を使用して、数値を5桁のゼロ埋めフォーマットで表示します。

目的

f文字列の書式指定機能を理解し、数値をゼロ埋めして特定の桁数で表示するスキルを身につけることを目的とします。

コーディング指示

新しい Python ファイル format_number.pyを作成する

  1. 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
  2. ファイル名を format_number.pyとして保存します。

以下の手順に従ってプログラムを作成してください。

  1. 変数 number に 42 を代入してください。
  2. f文字列を使用して、 number をゼロ埋めして5桁の形式で formatted_number に代入してください。
  3. 変数 formatted_numberprint 関数で表示してください。

出力結果例

タップして出力結果例を表示

00042

Python コード例

タップしてコード例を表示
# 変数 number に 42 を代入
number = 42
# f文字列を使用して formatted_number にゼロ埋めして5桁の形式で代入
formatted_number = f"{number:05}"
# 変数 formatted_number を表示
print(formatted_number)  # 00042


Python コーディング問題 3:浮動小数点数のフォーマット

プログラム説明

このプログラムは、f文字列を使用して数値を小数点以下2桁までの形式で表示する方法を学びます。

目的

f文字列の書式指定機能を利用して、小数を特定の桁数でフォーマットし、見やすい形に整えるスキルを身につけることを目的とします。

コーディング指示

新しい Python ファイル format_pi.pyを作成する

  1. 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
  2. ファイル名を format_pi.pyとして保存します。

以下の手順に従ってプログラムを作成してください。

  1. 変数 pi に 3.14159 を代入してください。
  2. f文字列を使用して、 pi を小数点以下2桁まで表示する形式で formatted_pi に代入してください。
  3. 変数 formatted_piprint 関数で表示してください。

出力結果例

タップして出力結果例を表示

3.14

Python コード例

タップしてコード例を表示
# 変数 pi に 3.14159 を代入
pi = 3.14159
# f文字列を使用して formatted_pi に小数点以下2桁まで表示する形式で代入
formatted_pi = f"{pi:.2f}"
# 変数 formatted_pi を表示
print(formatted_pi)  # 3.14


Python コーディング問題 4:文字列の左寄せ

プログラム説明

このプログラムは、f文字列を使用して文字列を指定の幅で左寄せし、余った部分を指定した文字で埋める方法を学びます。

目的

f文字列を利用して、文字列を特定の幅で整形し、見やすく表示するスキルを身につけることを目的とします。

コーディング指示

新しい Python ファイル format_word.pyを作成する

  1. 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
  2. ファイル名を format_word.pyとして保存します。

以下の手順に従ってプログラムを作成してください。

  1. 変数 word に “Python” を代入してください。
  2. f文字列を使用して、 word を幅10で左寄せし、余った部分を - で埋める形式で formatted_word に代入してください。
  3. 変数 formatted_wordprint 関数で表示してください。

出力結果例

タップして出力結果例を表示

Python—-

Python コード例

タップしてコード例を表示
# 変数 word に "Python" を代入
word = "Python"
# f文字列を使用して formatted_word に幅10で左寄せし、余った部分を - で埋める形式で代入
formatted_word = f"{word:-<10}"
# 変数 formatted_word を表示
print(formatted_word)  # Python----
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この記事を書いた人

職業訓練校 エヌ・キャリア・アカデミー 講師の竹内です。
主にWebアプリケーション開発講座を担当しています。
初学者の方へ向けて、これからIT業界を歩んでいくための “その人なりの基準やものさし” を持てるような講義を心掛けています。
SE Mediaでも初学者の方がWebアプリケーション制作に役立つ記事を発信していきます!

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