プログラミング上達のコツは学習初期段階でとにかく手を動かしてコーディングすることです。
本シリーズでは Python の初学者に向けたコーディング問題を出題します。
今回の第8回は input関数 を学習します。コーディング指示に従ってコーディングしてみましょう!
目次
学習の進め方-
- プログラム説明および目的を確認し、どのようなプログラムで何を学ぶかイメージしましょう。
- コーディング指示に従ってコーディングをします。
もし分からなければ、コード例を確認しても良いです。 - 自分の出力結果と出力結果例を比較してみましょう。
- コード例を確認し、自分のコードと比較してみましょう。
コード例は「あくまでも例」なので完全に一致する必要はありません。 - 最終的にはコーディング指示だけでコーディングできるよう、繰り返し練習しましょう。
Python コーディング問題 1:名前と年齢を入力してメッセージを表示するプログラム
プログラム説明
このプログラムは、ユーザーから名前と年齢を入力してもらい、その情報を使用してメッセージを表示します。ユーザー入力の基本的な取り扱いと、それを使ったメッセージの表示方法を学びます。
目的
ユーザー入力を受け取り、文字列として利用する方法を学びます。
コーディング指示
新しい Python ファイル greeting.py
を作成する
- 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
- ファイル名を
greeting.py
として保存します。
以下の手順に従ってプログラムを作成してください。
- 変数
name
にinput
関数を使用してユーザーに名前を入力してもらう。 - 変数
age
にinput
関数を使用してユーザーに年齢を入力してもらう。 - 入力された名前と年齢を使って、メッセージを表示する。
- 文字列の連結には
+
演算子を使用してください。
出力結果例
タップして出力結果例を表示
あなたの名前を教えてください: n-career
あなたの年齢を教えてください: 25
こんにちは、n-careerさん! あなたは 25 歳ですね。
Python コード例
タップしてコード例を表示
# ユーザーに名前を入力してもらう
name = input("あなたの名前を教えてください: ")
# ユーザーに年齢を入力してもらう
age = input("あなたの年齢を教えてください: ")
# メッセージを表示する
print("こんにちは、" + name + "さん! あなたは " + age + " 歳ですね。")
Python コーディング問題 2:2つの数を足し合わせて結果を表示するプログラム
プログラム説明
このプログラムは、ユーザーから2つの数を入力してもらい、それらを足し合わせて結果を表示します。ユーザー入力を数値として処理し、算術演算を行う方法を学びます。
目的
ユーザー入力を整数として処理し、加算する方法を学びます。
コーディング指示
新しい Python ファイル addition.py
を作成する
- 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
- ファイル名を
addition.py
として保存します。
以下の手順に従ってプログラムを作成してください。
- 変数
num1
にinput
関数を使用してユーザーに最初の数を入力してもらう。 - 変数
num2
にinput
関数を使用してユーザーに次の数を入力してもらう。 int
関数を使用してnum1
とnum2
を整数に変換する。- 2つの整数を足し合わせて、変数
result
に格納する。 - 結果を表示する際には、文字列として結合して表示する。
出力結果例
タップして出力結果例を表示
最初の数を入力してください: 1
次の数を入力してください: 2
2つの数の合計は 3 です。
Python コード例
タップしてコード例を表示
# ユーザーに最初の数を入力してもらう
num1 = input("最初の数を入力してください: ")
# ユーザーに次の数を入力してもらう
num2 = input("次の数を入力してください: ")
# 入力された数を整数に変換
num1 = int(num1)
num2 = int(num2)
# 足し合わせて結果を表示する
result = num1 + num2
print("2つの数の合計は " + str(result) + " です。")
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