Python コーディング問題 第10回『 if elif else 文 2』

Pythonコーディング13

プログラミング上達のコツは学習初期段階でとにかく手を動かしてコーディングすることです。
本シリーズでは Python の初学者に向けたコーディング問題を出題します。
今回は if elif else 文を学習します。コーディング指示に従ってコーディングしてみましょう!

目次

学習の進め方-

  1. プログラム説明および目的を確認し、どのようなプログラムで何を学ぶかイメージしましょう。
  2. コーディング指示に従ってコーディングをします。
    もし分からなければ、コード例を確認しても良いです。
  3. 自分の出力結果と出力結果例を比較してみましょう。
  4. コード例を確認し、自分のコードと比較してみましょう。
    コード例は「あくまでも例」なので完全に一致する必要はありません。
  5. 最終的にはコーディング指示だけでコーディングできるよう、繰り返し練習しましょう。


Python コーディング問題 1:if elif else文を使った体温による健康状態の判定

プログラム説明

プログラム説明:このプログラムは、ユーザーに体温を入力してもらい、その体温に基づいて健康状態を判定します。体温が36.5度未満の場合は「低体温」、36.5度~37.5度未満の場合は「平熱」、37.5度以上の場合は「発熱」と表示します。

目的

ユーザーからの入力を取得し、その値に基づいて条件分岐を行う方法を学びます。

コーディング指示

新しい Python ファイル temperature_check.pyを作成する

  1. 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
  2. ファイル名を temperature_check.pyとして保存します。

以下の手順に従ってプログラムを作成してください。

  1. 変数 temperature を定義し、ユーザーから体温を入力してもらうために input 関数を使用してください。
  2. input 関数からの入力値を float 型に変換してください。
  3. 条件分岐を使用して temperature に応じた健康状態を表示してください。
    • 体温が36.5度未満の場合は「低体温」
    • 36.5度~37.5度未満の場合は「平熱」
    • 37.5度以上の場合は「発熱」

出力結果例

タップして出力結果例を表示

体温を入力してください(度)-> 36.7
平熱です。

Python コード例

タップしてコード例を表示
# ユーザーに体温を入力してもらう
temperature = float(input("体温を入力してください(度)-> "))

# 体温に応じて健康状態を判定
if temperature < 36.5:
    print("低体温です。")
elif temperature < 37.5:
    print("平熱です。")
else:
    print("発熱です。")


Python コーディング問題 2:if elif else文を使った試験の点数による成績の判定

プログラム説明

このプログラムは、ユーザーに試験の点数を入力してもらい、その点数に基づいて成績を判定します。90点以上は「優秀」、70点以上90点未満は「良好」、50点以上70点未満は「合格」、50点未満は「不合格」と表示します。

目的

ユーザーからの入力を取得し、その値に基づいて複数の条件分岐を行う方法を学びます。

コーディング指示

新しい Python ファイル score_check.pyを作成する

  1. 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
  2. ファイル名を score_check.pyとして保存します。

以下の手順に従ってプログラムを作成してください。

  1. 変数 score を定義し、ユーザーから試験の点数を入力してもらうために input 関数を使用してください。
  2. input 関数からの入力値を int 型に変換してください。
  3. 条件分岐を使用して score に応じた成績を表示してください。
    • 90点以上の場合は「優秀」
    • 70点以上90点未満の場合は「良好」
    • 50点以上70点未満の場合は「合格」
    • 50点未満の場合は「不合格」

出力結果例

タップして出力結果例を表示

試験の点数を入力してください(0~100)-> 80
良好です。

Python コード例

タップしてコード例を表示
# ユーザーに試験の点数を入力してもらう
score = int(input("試験の点数を入力してください(0~100)-> "))

# 点数に応じて成績を判定
if score >= 90:
    print("優秀です。")
elif score >= 70:
    print("良好です。")
elif score >= 50:
    print("合格です。")
else:
    print("不合格です。")


Python コーディング問題 3:if elif else文を使った風速による風の強さの判定

プログラム説明

このプログラムは、ユーザーに風速を入力してもらい、その風速に基づいて風の強さを判定します。風速が1.5m/s未満の場合は「微風」、1.5m/s以上4.0m/s未満の場合は「弱風」、4.0m/s以上8.0m/s未満の場合は「中風」、8.0m/s以上の場合は「強風」と表示します。

目的

ユーザーからの入力を取得し、その値に基づいて複数の条件分岐を行う方法を学びます。

コーディング指示

新しい Python ファイル wind_speed_check.pyを作成する

  1. 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
  2. ファイル名を wind_speed_check.pyとして保存します。

以下の手順に従ってプログラムを作成してください。

  1. 変数 wind_speed を定義し、ユーザーから風速を入力してもらうために input 関数を使用してください。
  2. input 関数からの入力値を float 型に変換してください。
  3. 条件分岐を使用して wind_speed に応じた風の強さを表示してください。
    • 風速が1.5m/s未満の場合は「微風」
    • 1.5m/s以上4.0m/s未満の場合は「弱風」
    • 4.0m/s以上8.0m/s未満の場合は「中風」
    • 8.0m/s以上の場合は「強風」

出力結果例

タップして出力結果例を表示

風速を入力してください(m/s)-> 5
中風です。

Python コード例

タップしてコード例を表示
# ユーザーに風速を入力してもらう
wind_speed = float(input("風速を入力してください(m/s)-> "))

# 風速に応じて風の強さを判定
if wind_speed < 1.5:
    print("微風です。")
elif wind_speed < 4.0:
    print("弱風です。")
elif wind_speed < 8.0:
    print("中風です。")
else:
    print("強風です。")
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この記事を書いた人

職業訓練校 エヌ・キャリア・アカデミー 講師の竹内です。
主にWebアプリケーション開発講座を担当しています。
初学者の方へ向けて、これからIT業界を歩んでいくための “その人なりの基準やものさし” を持てるような講義を心掛けています。
SE Mediaでも初学者の方がWebアプリケーション制作に役立つ記事を発信していきます!

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