Python コーディング問題 第12回『 三項演算子 』

Pythonコーディング12

プログラミング上達のコツは学習初期段階でとにかく手を動かしてコーディングすることです。
本シリーズでは Python の初学者に向けたコーディング問題を出題します。
今回は三項演算子を学習します。コーディング指示に従ってコーディングしてみましょう!

目次

学習の進め方-

  1. プログラム説明および目的を確認し、どのようなプログラムで何を学ぶかイメージしましょう。
  2. コーディング指示に従ってコーディングをします。
    もし分からなければ、コード例を確認しても良いです。
  3. 自分の出力結果と出力結果例を比較してみましょう。
  4. コード例を確認し、自分のコードと比較してみましょう。
    コード例は「あくまでも例」なので完全に一致する必要はありません。
  5. 最終的にはコーディング指示だけでコーディングできるよう、繰り返し練習しましょう。


Python コーディング問題 1:三項演算子を使った年齢の判定

プログラム説明

プログラム説明:このプログラムは、ユーザーに年齢を入力してもらい、その年齢が18歳以上か未満かを判定してメッセージを表示します。

目的

三項演算子の使い方を学びます。

コーディング指示

新しい Python ファイル age_check.pyを作成する

  1. 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
  2. ファイル名をage_check.pyとして保存します。

以下の手順に従ってプログラムを作成してください。

  1. 変数 age を定義し、ユーザーから年齢を入力してもらうために input 関数を使用してください。
  2. input 関数からの入力値を int 型に変換してください。
  3. 三項演算子を使用して、 age が18以上の場合に “成人”、それ以外の場合に “未成年” というメッセージを変数 result に代入してください。
  4. 変数 result の値を使用して、メッセージを表示してください。

出力結果例

タップして出力結果例を表示

年齢を入力してください -> 17
あなたは未成年です。

Python コード例

タップしてコード例を表示
# ユーザーに年齢を入力してもらう
age = int(input("年齢を入力してください -> "))

# 年齢に基づいてメッセージを決定
result = "成人" if age >= 18 else "未成年"

# 結果を表示
print(f"あなたは{result}です。")


Python コーディング問題 2:三項演算子を使った摂氏温度の判定

プログラム説明

このプログラムは、ユーザーに摂氏温度を入力してもらい、その温度が0度以上100度未満の範囲にあるかを判定してメッセージを表示します。

目的

三項演算子を使って条件に基づくメッセージの決定方法を学びます。

コーディング指示

新しい Python ファイル temperature_check.pyを作成する

  1. 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
  2. ファイル名を temperature_check.pyとして保存します。

以下の手順に従ってプログラムを作成してください。

  1. 変数 temperature を定義し、ユーザーから摂氏温度を入力してもらうために input 関数を使用してください。
  2. input 関数からの入力値を float 型に変換してください。
  3. 三項演算子を使用して、 temperature が0度以上100度未満の範囲にある場合に “適温”、それ以外の場合に “不適温” というメッセージを変数 result に代入してください。
  4. 変数 result の値を使用して、メッセージを表示してください。

出力結果例

タップして出力結果例を表示

摂氏温度を入力してください -> 25
入力された温度は適温です。

Python コード例

タップしてコード例を表示
# ユーザーに摂氏温度を入力してもらう
temperature = float(input("摂氏温度を入力してください -> "))

# 温度に基づいてメッセージを決定
result = "適温" if 0 <= temperature < 100 else "不適温"

# 結果を表示
print(f"入力された温度は{result}です。")


Python コーディング問題 3:三項演算子を使った試験の点数の判定

プログラム説明

このプログラムは、ユーザーに試験の点数を入力してもらい、その点数に基づいて「優秀」、「良好」、「合格」、「不合格」を判定してメッセージを表示します。

目的

三項演算子を使って複数の条件に基づくメッセージの決定方法を学びます。

コーディング指示

新しい Python ファイル score_check.pyを作成する

  1. 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
  2. ファイル名を score_check.pyとして保存します。

以下の手順に従ってプログラムを作成してください。

  1. 変数 score を定義し、ユーザーから試験の点数を入力してもらうために input 関数を使用してください。
  2. input 関数からの入力値を int 型に変換してください。
  3. 三項演算子を使用して、 score に基づいて次のようにメッセージを変数 result に代入してください:
    • score が90以上の場合に “優秀”
    • score が70以上90未満の場合に “良好”
    • score が50以上70未満の場合に “合格”
    • それ以外の場合に “不合格”
  4. 変数 result の値を使用して、メッセージを表示してください。

出力結果例

タップして出力結果例を表示

点数を入力してください(0~100) -> 100
結果:優秀

Python コード例

タップしてコード例を表示
# ユーザーに試験の点数を入力してもらう
score = int(input("点数を入力してください(0~100) -> "))

# 点数に基づいて成績を決定
result = "優秀" if score >= 90 else "良好" if score >= 70 else "合格" if score >= 50 else "不合格"

# 結果を表示
print(f"結果:{result}")
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この記事を書いた人

職業訓練校 エヌ・キャリア・アカデミー 講師の竹内です。
主にWebアプリケーション開発講座を担当しています。
初学者の方へ向けて、これからIT業界を歩んでいくための “その人なりの基準やものさし” を持てるような講義を心掛けています。
SE Mediaでも初学者の方がWebアプリケーション制作に役立つ記事を発信していきます!

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