Python コーディング問題 第11回『比較演算子の連結と論理演算子 』

Pythonコーディング11

プログラミング上達のコツは学習初期段階でとにかく手を動かしてコーディングすることです。
本シリーズでは Python の初学者に向けたコーディング問題を出題します。
今回は 比較演算子の連結と論理演算子を学習します。コーディング指示に従ってコーディングしてみましょう!

目次

学習の進め方-

  1. プログラム説明および目的を確認し、どのようなプログラムで何を学ぶかイメージしましょう。
  2. コーディング指示に従ってコーディングをします。
    もし分からなければ、コード例を確認しても良いです。
  3. 自分の出力結果と出力結果例を比較してみましょう。
  4. コード例を確認し、自分のコードと比較してみましょう。
    コード例は「あくまでも例」なので完全に一致する必要はありません。
  5. 最終的にはコーディング指示だけでコーディングできるよう、繰り返し練習しましょう。


Python コーディング問題 1:摂氏温度の範囲判定

プログラム説明

プログラム説明:このプログラムは、ユーザーに摂氏温度を入力してもらい、その温度が0度以上30度未満であるかを判定します。

目的

比較演算子の連結と論理演算子の使用方法を学びます。

コーディング指示

新しい Python ファイル temperature_range.pyを作成する

  1. 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
  2. ファイル名を temperature_range.pyとして保存します。

以下の手順に従ってプログラムを作成してください。

  1. 変数 temperature を定義し、ユーザーから摂氏温度を入力してもらうために input 関数を使用してください。
  2. input 関数からの入力値を float 型に変換してください。
  3. 比較演算子と論理演算子を使用して temperature が0度以上30度未満であるかを判定し、結果を表示してください。

出力結果例

タップして出力結果例を表示

摂氏温度を入力してください -> 28
入力された温度は、0度以上30度未満です。
プログラムを終了します

Python コード例

タップしてコード例を表示
# ユーザーに摂氏温度を入力してもらう
temperature = float(input("摂氏温度を入力してください -> "))

# 温度が0度以上30度未満であるかを判定
if 0 <= temperature < 30:
    print("入力された温度は、0度以上30度未満です。")
else:
    print("入力された温度は、0度以上30度未満ではありません。")
print("プログラムを終了します")


Python コーディング問題 2:数値の範囲判定

プログラム説明

このプログラムは、ユーザーに数値を入力してもらい、その数値が-10以上10未満であるかを判定します。

目的

比較演算子の連結と論理演算子の使用方法を学びます。

コーディング指示

新しい Python ファイル number_range.pyを作成する

  1. 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
  2. ファイル名を number_range.pyとして保存します。

以下の手順に従ってプログラムを作成してください。

  1. 変数 number を定義し、ユーザーから数値を入力してもらうために input 関数を使用してください。
  2. input 関数からの入力値を float 型に変換してください。
  3. 比較演算子と論理演算子を使用して number が-10以上10未満であるかを判定し、結果を表示してください。

出力結果例

タップして出力結果例を表示

数値を入力してください -> -20
入力された数値は、-10以上10未満ではありません。
プログラムを終了します

Python コード例

タップしてコード例を表示
# ユーザーに数値を入力してもらう
number = float(input("数値を入力してください -> "))

# 数値が-10以上10未満であるかを判定
if -10 <= number < 10:
    print("入力された数値は、-10以上10未満です。")
else:
    print("入力された数値は、-10以上10未満ではありません。")
print("プログラムを終了します")


Python コーディング問題 3:年齢と取得資格数の判定

プログラム説明

このプログラムは、ユーザーに年齢と取得資格の数を入力してもらい、年齢が18歳以上かつ取得資格の数が5つ以上の場合にメッセージを表示します。その他の場合にも適切なメッセージを表示します。

目的

比較演算子と論理演算子を組み合わせて複数の条件を判定する方法を学びます。

コーディング指示

新しい Python ファイル qualification_check.pyを作成する

  1. 任意のエディタを開き、新しいファイルを作成します。
  2. ファイル名を qualification_check.pyとして保存します。

以下の手順に従ってプログラムを作成してください。

  1. 変数 age を定義し、ユーザーから年齢を入力してもらうために input 関数を使用してください。
  2. input 関数からの入力値を int 型に変換してください。
  3. 変数 qualifications を定義し、ユーザーから取得資格の数を入力してもらうために input 関数を使用してください。
  4. input 関数からの入力値を int 型に変換してください。
  5. 年齢と取得資格数に基づいて以下のように判定を行い、メッセージを表示してください:
    • 年齢が18歳以上かつ取得資格の数が5つ以上の場合:「あなたは、年齢が18歳以上で取得資格が5つ以上です。」
    • 年齢が18歳未満かつ取得資格の数が5つ以上の場合:「年齢が足りません。あと {18 – age} 歳必要です。」
    • 年齢が18歳以上かつ取得資格の数が5つ未満の場合:「取得資格が足りません。あと {5 – qualifications} つ必要です。」
    • 年齢が18歳未満かつ取得資格の数が5つ未満の場合:「年齢と取得資格が足りません。年齢はあと {18 – age} 歳、取得資格はあと {5 – qualifications} つ必要です。」

出力結果例

タップして出力結果例を表示

年齢を入力してください (例: 17, 18, 20) -> 26
取得資格の数を入力してください (例: 3, 4, 5) -> 7
あなたは、年齢が18歳以上で取得資格が5つ以上です。

Python コード例

タップしてコード例を表示
# ユーザーに年齢を入力してもらう
age = int(input("年齢を入力してください (例: 17, 18, 20) -> "))

# ユーザーに取得資格の数を入力してもらう
qualifications = int(input("取得資格の数を入力してください (例: 3, 4, 5) -> "))

# 年齢と取得資格に基づく判定
if age >= 18 and qualifications >= 5:
    print("あなたは、年齢が18歳以上で取得資格が5つ以上です。")
elif age < 18 and qualifications >= 5:
    print(f"年齢が足りません。あと {18 - age} 歳必要です。")
elif age >= 18 and qualifications < 5:
    print(f"取得資格が足りません。あと {5 - qualifications} つ必要です。")
else:
    print(f"年齢と取得資格が足りません。年齢はあと {18 - age} 歳、取得資格はあと {5 - qualifications} つ必要です。")
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この記事を書いた人

職業訓練校 エヌ・キャリア・アカデミー 講師の竹内です。
主にWebアプリケーション開発講座を担当しています。
初学者の方へ向けて、これからIT業界を歩んでいくための “その人なりの基準やものさし” を持てるような講義を心掛けています。
SE Mediaでも初学者の方がWebアプリケーション制作に役立つ記事を発信していきます!

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