Java基礎 第4回『if文、比較演算、論理演算について』

Java基礎 第3回ではオペランド、演算子、キャストについて解説しました。
この記事では、Javaプログラミングの基本的な要素である「if文」、「比較演算」、「論理演算」について詳しく紹介していきます。

目次

if文とは何か

“if文”というのは、ある特定の条件が成り立った場合に限り、特定のコードを動かすための命令文のことです。これを用いることで、プログラムはさまざまな振る舞いを示すことが可能となり、それぞれの状況に適した行動をとることができます。

 if文の基本的な構造

Javaでは、if文の構造は以下のようになります。

if (条件) {
  // 条件が真(true)のときに実行されるコード
}

ここで重要なのは、‘条件’となる式は必ず真偽値(`true`または`false`)を返す必要があるということです。

 if文の使用例

たとえば、次のコードは変数`x`が10以上であるかどうかを評価し、その結果が`true`であれば`”10以上です”`というメッセージをコンソールに表示します。

int x = 15;

if (x >= 10) {
  System.out.println("10以上です");
}

ここで`x >= 10`というのが条件で、この条件が`true`(真)ならば`System.out.println(“10以上です”);`が実行されます。もし、`false`(偽)だった場合、if文内の処理はスキップされます。

比較演算子とは何か

‘比較演算子’は2つの値を比較し、その結果を真偽値(`true`または`false`)で返します。以下に、Javaで頻繁に使用される比較演算子を示します。

演算子表

比較演算子の使用例

例えば、以下のコードでは変数`x`と`y`の値を比較し、それぞれの結果を表示します。

int x = 5;
int y = 3;

if (x == y) {
  System.out.println("xとyは等しい");
} else if (x != y) {
  System.out.println("xとyは等しくない");
}

if (x > y) {
  System.out.println("xはyより大きい");
} else if (x <= y) {
  System.out.println("xはy以下");
}

論理演算子とは何か

‘論理演算子’は複数の条件式を結びつけるための演算子で、主に条件分岐にて用いられます。これにより、より複雑な条件を表現することが可能になります。

以下に、Javaで使用する主な論理演算子を紹介します

Java基礎

論理演算子の使用例

以下に論理演算子を使用したコードの例を示します。このコードでは、`x`が10以上かつ20以下であるか、または`y`が0であるかを判断します。

int x = 15;
int y = 0;

if ((x >= 10 && x <= 20) || y == 0) {
  System.out.println("条件を満たしています");
}

この場合、`x >= 10 && x <= 20`(つまり`x`が10以上20以下)か`y == 0`のどちらかが`true`であれば`System.out.println(“条件を満たしています”);`が実行されます。

まとめ

以上が、if文、比較演算、論理演算の基本的な概念です。
これらはJavaにおける基本的な制御フローを理解するためには不可欠な要素であり、プログラムの動作を制御するための基本的なツールとなります。
理解しておくと、より複雑なプログラムを構築する際に役立つものですので、繰り返し学習していきましょう!

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この記事を書いた人

株式会社NEUGATEは、都内で企業研修や職業訓練を運営している会社です。主に、IT系の教育事業に力を入れています。
この記事は、株式会社NEUGATEの教育事業部が執筆をしています。

企業ホームページ:https://neugate.co.jp/

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