Java基礎 第3回ではオペランド、演算子、キャストについて解説しました。
この記事では、Javaプログラミングの基本的な要素である「if文」、「比較演算」、「論理演算」について詳しく紹介していきます。
if文とは何か
“if文”というのは、ある特定の条件が成り立った場合に限り、特定のコードを動かすための命令文のことです。これを用いることで、プログラムはさまざまな振る舞いを示すことが可能となり、それぞれの状況に適した行動をとることができます。
if文の基本的な構造
Javaでは、if文の構造は以下のようになります。
if (条件) {
// 条件が真(true)のときに実行されるコード
}
ここで重要なのは、‘条件’となる式は必ず真偽値(`true`または`false`)を返す必要があるということです。
if文の使用例
たとえば、次のコードは変数`x`が10以上であるかどうかを評価し、その結果が`true`であれば`”10以上です”`というメッセージをコンソールに表示します。
int x = 15;
if (x >= 10) {
System.out.println("10以上です");
}
ここで`x >= 10`というのが条件で、この条件が`true`(真)ならば`System.out.println(“10以上です”);`が実行されます。もし、`false`(偽)だった場合、if文内の処理はスキップされます。
比較演算子とは何か
‘比較演算子’は2つの値を比較し、その結果を真偽値(`true`または`false`)で返します。以下に、Javaで頻繁に使用される比較演算子を示します。
比較演算子の使用例
例えば、以下のコードでは変数`x`と`y`の値を比較し、それぞれの結果を表示します。
int x = 5;
int y = 3;
if (x == y) {
System.out.println("xとyは等しい");
} else if (x != y) {
System.out.println("xとyは等しくない");
}
if (x > y) {
System.out.println("xはyより大きい");
} else if (x <= y) {
System.out.println("xはy以下");
}
論理演算子とは何か
‘論理演算子’は複数の条件式を結びつけるための演算子で、主に条件分岐にて用いられます。これにより、より複雑な条件を表現することが可能になります。
以下に、Javaで使用する主な論理演算子を紹介します
論理演算子の使用例
以下に論理演算子を使用したコードの例を示します。このコードでは、`x`が10以上かつ20以下であるか、または`y`が0であるかを判断します。
int x = 15;
int y = 0;
if ((x >= 10 && x <= 20) || y == 0) {
System.out.println("条件を満たしています");
}
この場合、`x >= 10 && x <= 20`(つまり`x`が10以上20以下)か`y == 0`のどちらかが`true`であれば`System.out.println(“条件を満たしています”);`が実行されます。
まとめ
以上が、if文、比較演算、論理演算の基本的な概念です。
これらはJavaにおける基本的な制御フローを理解するためには不可欠な要素であり、プログラムの動作を制御するための基本的なツールとなります。
理解しておくと、より複雑なプログラムを構築する際に役立つものですので、繰り返し学習していきましょう!
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